ゴールドクランFXの詳細レビュー
ゴールドクランFXの会員専用サイトを全て熟読し、トレードロジック、インジケーターの動きなども全て確認した上で、
この商材のメリット、デメリットを全て暴露しています。
ゴールドクランFXの販売は終了しました。
ゴールドクランFXの特徴
- 日足専用のシステマティックなスイングトレード手法
- 勝率は低めだが損小利大でトータルプラスを目指す順張りロジック
- エントリー時には、矢印やアラート、及びメールで通知
- 1年間、回数無制限のメールサポート
- 1万円という安価な値段設定
オリジナルのインジケーターを採用しており、
裁量判断が少ないトレードロジックになっていますね。
日足チャート専用なので、トレード頻度が少ない事が懸念されますが、
次章以降で解説している応用的な方法を用いれば、トレードチャンスを増やす事もできます。
ゴールドクランFXの会員専用サイトについて
もちろん、こすぎは会員専用サイトの内容、トレードロジック、その全てを確認しています。
ゴールドクランFXの会員専用サイトの構成は上記のようになっていて、
トップページにはこれからすべきことが順番に書かれおり、そのとおりに進めるだけですね。
講義内容は動画がメインとなっていて、
動画を書き下ろしたPDFファイルも提供されています。
会員専用サイトはそれほどボリュームがあるわけではないですが、
1万円という格安な値段を考えれば十分な内容といえるでしょう。
半日もあれば全ての内容を確認できますし、
トレードロジック自体も難しくはないので、
すぐに過去チャートでの検証作業へ移行できますし、
それを踏まえた上で、デモトレードへも早い段階に移行できるでしょう。
ゴールドクランFXの詳細内容
ゴールドクランFXの会員専用サイトのトップページは以下の構成になっています。
- メルマガのご登録
- MT4、専用インジケータの設定
- 講義動画の視聴
- 過去チャートでの検証
- デモトレードまたは少額資金での実践
- よくあるご質問、お問合せ
これらを順番に読み進める形式になっていますので、
以下で詳しく解説していきます。
1.メルマガのご登録
メルマガ登録の案内ですね。
ゴールドクランFXのコンテンツ追加等に関しては、
こちらで登録したメールアドレス宛に連絡がきますので、
一応、最初に登録だけはしておきましょう。
2.MT4、専用インジケータの設定
「MT4・インジケータ設定マニュアル」という13ページにわたるPDFファイルで解説されています。
ゴールドクランFXでは、MT4に標準装備されているインジケーターではなく、
独自に開発したオリジナルのインジケーターを使ってトレードしていきますが、
それのインストール手順が解説されています。
一度でもインジケーターをインストールした経験がある方なら、特に問題はない作業でしょう。
仮に、MT4すら使った事がない人でも、
MT4のイントールから解説されていますので、作業自体は問題なくできるはずです。
しかしMT4の操作は、初めて使う人には難しいかもれませんので、
ひととおり、MT4の使い方について参考書やネットなどで勉強した方が良いでしょう。
MT4は世界標準と言われるチャートソフト、発注ソフトなので、
これからトレードを継続的にやっていくつもりならば、その使い方を覚えておいて損はないです。
3.講義動画の視聴
ここがメインコンテンツです。
インジケータや手法等の解説は、全10回の動画で解説されています。
動画はYouTubeとなっていますので、専用サイトから見れますし、
YouTubeのサイトへ遷移して大きめの画面で見る事もできます。
そして、拡張子がmp4形式、またはavi形式でダウンロードできますので、
ローカルPCに保存してから視聴する事もできます。
更に、「ゴールドクランFX資料.pdf」という40ページにわたるPDFファイルをダウンロードできます。
これは動画内容の書き起こしたレジュメ(要旨、概要)となっているので、
動画を一通り視聴して内容が理解できたら、あとは動画を何度も再生するのは面倒なので、
このPDFファイルで内容を確認するだけで良いでしょう。
全10回の動画タイトルは以下となっています。
- はじめに
- ゴールドクランFXの概要
- インジケータの解説
- エントリー方法の解説
- 決済方法(原則)の解説
- 決済方法(応用)の解説
- 資金管理・補足事項の解説
- 応用:ロングとショートの違いの活用
- 応用:水平線を活用したトレンド判断
- 結果を出すためのマインド
それぞれの動画で何が語られているのか、その概要を説明してきます。
1.はじめに(8分58秒)
イントロダクションの部分ですね。
まずは、ゴールドクランFXの手法の解説の前に、
FXで勝てない人によく見かける悪い行動、習慣を分析し、
その悪循環のサイクルを断ち切る重要性を説いています。
そして、日足を使う理由に "テクニカルが効きやすい" 事を挙げています。
確かに時間軸が大きくなるにつれて、テクニカルが効きやすく、
ちょっとしたブレに振り回される事は少なくなりますので、そういった面はあります。
しかし、日足だと必然的にトレード回数が少なくなり、
経験値を貯めるまでに時間がかかりますので、それをどのように補っていくのかが重要ですね。
経験値を貯めないと、自信は身に付きませんので、
やはり、継続的な学習と検証は必要になってきます。
正しい行動によって勝ちトレードが増えてくると、
それが自信につながり、次回以降も正しい行動を取ろうという意識が強くなり、
それが好循環となり、成績も安定してくる
と理論づけされています。
最後にはこの手法の開発者である加藤ムネヒサ氏の簡単な自己紹介もあります。
2.ゴールドクランFXの概要(17分21秒)
ゴールドクランFXの手法の解説に入る前に、
どのようにしてこの手法を思いついたのか、
この手法の前提となる条件は何なのか、
勝ちやすい相場とはどのような条件の時なのか、を解説していき、
そこからゴールドクランFXの具体的な手法へとつなげていく前段階の解説ですね。
ゴールドクランFXでは執行時間軸に日足を採用していますが、
やはり、日足レベルで相場の勢いがある時には期待値は高くなります。
私も日頃から、「デイトレでも日足を見るようにしましょう」と
ブログで書いていますが、ここで解説されている日足の意味を理解できると
やはり日足は無視できないと納得させられますし、
日足に逆らったトレードは期待値が低くなるのも当然だと理解できます。
日足がトレンドの時とトレンドでない時とでは
デイトレの成績も変わってくるのは私も経験済みです。
そういった意味では、どの時間軸でトレードするにしても、日足の重要性にもっと気付くべきですね。
3.インジケータの解説(4分21秒)
この動画ではゴールドクランFXで利用するインジケーターの解説がしてあります。
販売ページにも書いてありましたが、
5SMA,20SMA,50SMAという3つの移動平均線と
ダマシ回避のためにMACDを利用しています。
短期移動平均線(5SMA)、中期移動平均線(20SMA)、長期移動平均線(50SMA)という
期間の異なる3つの移動平均線を利用する手法はよく見かけますね。
しかし、ラインの傾き具合によって色が変化するようになっているのが特徴的です。
ハッキリと上昇トレンドの時にはオレンジ色で
ハッキリと下降トレンドの時には青色で
方向感がハッキリしない時には灰色で移動平均線が表示されているので、
視覚的にも分かりやすいですね。
ダマシ回避としてはMACDを使いますが、これはオリジナルのインジケーターなんでしょうか?
一応、オリジナルインジケーターとしてMT4へインストールしていますが、
見た目にはMT4に標準装備されているMACDと同じラインを描画しているようです。
試しに、ゴールドクランFXで利用するMACDとMT4の標準装備のMACDを
並べて表示してみましたが、そのラインの位置関係は全く同じっぽかったので、
特に計算式を変えているわけでもなさそうです。
4.エントリー方法の解説(13分36秒)
ここから具体的なエントリールールの解説になります。
3つの短期、中期、長期の3つの移動平均線が全て右肩上がりになった時に
ラインが全てオレンジ色になり、上向きの緑色矢印が出るようになっているので、
それを確認してロングエントリーとなります。
逆にショートの場合は、
3つの短期、中期、長期の3つの移動平均線が全て右肩下がりになった時に
ラインが全て青色になり、下向きの黄色矢印が出るようになっているので、
それを確認してショートエントリーとなります。
また、持合中にたまたま出てしまったエントリーサインを避けたり、
トレンド後半に出てしまったサインを避ける為に、
MACDをダマシ回避のフィルターに利用しています。
一通りトレードルールの解説が終わったら
過去チャートを使ってのエントリーポイントの確認作業を行っています。
5.決済方法(原則)の解説(10分12秒)
ポジションを持った後に、どこで決済するかについての解説です。
決済については、利確と損切りの2通りあります。
まず、エントリーと同時に、逆指値でストップ注文を置いておきますが、
ストップ幅は固定に設定していますね。
具体的なストップ幅については秘密にしておきますが、
日足メインの手法なので、それなりに広めのストップ幅となっています。
そしてもう一つの決済については
20SMAを使ってのトレーリングストップを採用しています。
例えばロングの場合なら、
最初にストップを設定していきますが、
そのストップ位置よりも20SMAが上回ってきた場合は、
その20SMAの位置にストップを引き上げていきます。
なので、決済については、含み損状態で最初に設定したストップにヒットするか、
それとも、損益に関係なく、20SMAにヒットするか、
そのどちらかで決済される事になります。
6.決済方法(応用)の解説(7分36秒)
先の決済方法(原則)では、トレーリングストップを使っての決済でした。
このトレーリングストップを使えば、利大を目指せるものの、
必ず20SMAまでの反転を確認してから決済する事になります。
つまり、ある程度含み益を減らしてからの決済となるわけですが、
これについては、できるだけ利大を目指すという方針の元では、仕方のない面ですね。
通常、利大というものは、
いくつもの相場の波動を乗り越えた先に待っているものであり、
多少の含み益の減少には目をつぶる必要があり、
ゴールドクランFXでは、その限界ラインを20SMAとルール付けしているわけです。
しかし、中には含み益の減少に目をつぶる事の出来ない、
できるだけ天底で利確したいというトレーダーもいるでしょうから、
そういう人は、こちらの応用の決済を試してみると良いでしょう。
もちろん必ず天底で利確できるわけではないですが、
通常よりも早めに利確したい、含み益が減るのを見たくない人は
こちらの利確方法を優先しても良いです。
7.資金管理・補足事項の解説(7分33秒)
正し手法でトレードしても、正しい資金管理の元でトレードしないとトレードは長続きしません。
負けた時の金額が大き過ぎると、回復させるまでに時間がかかってしまうので
トレード手法に合わせた適切なロット数でトレードする必要があります。
このゴールドクランFXではストップにかかって負けた時の損切り額を
総資金の2%以内になるように推奨しています。
つまり、総資金が10万円ならストップにヒットして負けたら2千円の負けとなるように、
総資金が100万円なら、ストップにヒットして負けた時の金額が2万円になるように
事前にロット数を計算してからエントリーする必要があります。
ほとんどの商材では、適切なロット数は、
総資金の1%〜2%としているケースが多く、
このゴールドクランFXの2%というのも、十分に許容範囲内でしょう。
その他にも、推奨通貨ペアやゴールドクランFXを利用する際の
指標発表などのファンダメンタルの考え方なども解説されています。
8.応用:ロングとショートの違いの活用(9分21秒)
これまで数多くの商材を見てきましたが、
ロングとショートの違いについて解説している商材は少ないですね。
トレードを長く経験していれば、
上昇トレンドは、じっくりとジリジリ上げる傾向があり、
下降トレンドは、一気に急落、一直線に下げやすい傾向にある事は
何となく気づいてくるでしょう。
そのようなチャート上の性質を利用して、ゴールドクランFXの手法を利用する際、
ロングとショートでエントリーを変える方法を応用的な手法として紹介しています。
9.応用:水平線を活用したトレンド判断(8分00秒)
ゴールドクランFXでは3つの移動平均が傾きを持った時にエントリーするトレンドフォローの手法ですが、
矢印は機械的に出していますので、
たまたま持合に捕まった時に、偶然エントリー条件に一致して
たまたまエントリーサインが出ていますケースもあります。
サインというのは、当然100%ダマシを回避する事はできません。
この動画では、自分でサポートラインやレジスタンスラインといった水平線を引く事で
現在の相場が持合なのかどうかを判断し、
持合だと判断できるならば、エントリー矢印が出てもトレードを控える、
という応用的な裁量判断をするための動画です。
FX初心者の場合、どのにラインを引いたら良いのか分からない人もいるかもしれませんが、
ここで解説されいるラインの引き方は、それなりに規則的に引けるので、
わりと分かりやすいと思います。
無駄な損切りトレードをなくすためには必要なスキルなので、
このくらいの裁量判断は身に付けた方が良いですね。
10.結果を出すためのマインド(19分02秒)
マインドの重要性は私のブログを見て頂いている人には
今さら言うまでもないですが、
手法を正しく実践する為にはそれ用のマインドが必要になります。
「マインドなんて、どうでもいいでしょ」
「どんな心理状態であろうと、手法の実践には何の影響もないでしょ」
なんて思っている人ほど手法を適切に実践できていないものです。
マインドを軽視している人ほど、
自分勝手にエントリー場面を取捨選択してしまっていますし、
自分勝手に決済場面をずらしてしまっていますし、
結果、損大利小のトレードになってしまっています。
この動画では、結果を出すためにどのようなマインドでトレードを行っていくべきなのか、
その具体的な行動指針が示されています。
ちなみに、一般的には"損小利大"という言い方をすると思いますが、
ゴールドクランFXの著者である加藤ムネヒサ氏は "利大損小" といっていますね。
どっちでも良いですが、ちょっとに気になります。
それから、加藤氏の話し方は分かりやすくて聞きやすいです。
変なクセもなく、温和な感じで万人受けするタイプの話し方です。
4.過去チャートでの検証
2014年1月から2016年4月までの検証結果が
エクセルファイルに箇条書きで書かれています。
これは、ソフトを使って機械的に検証したのではなく、
エントリーと決済を "目視" により1つずつ確認しての検証結果となっています。
ここでは、2014年1月から2016年4月までなので、
過去28ヶ月間での検証となりますが、
USDJPY,EURJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPUSDの5つの通貨ペアあわせて
合計+5131PIPSの獲得という結果が出ています。
つまり、1ヶ月平均では、+183PIPSの獲得という事になりますね。
もちろん月単位では負け越す時もあります。
参考までに、この資料によると、
過去28か月間で上記5通貨ペアあわせて72回エントリーしていますので、
1ヶ月では約2.6回エントリーしている計算になります。
5.デモトレードまたは少額資金での実践
ここではMT4をトレードソフトにしていないFX会社が7つほど紹介されています。
ゴールドクランFXはMT4上で動かすシステムにも関わらず、
なぜMT4をトレードソフト、プラットフォームにしていないFX会社を紹介しているのか分かりません。。。
このページだけ、別ドメインのサイトに遷移するので、
まぁ何か別の事情でもあるんでしょうか。
もしまだ実践するFX会社を決めていないなら、この中から選んでも良いでしょう。
ゴールドクランFXは日足レベルのトレードなので、
スプレッドも、配信レートの違いも、スワップポイントも、ほとんど関係ないので、
どのFX会社でトレードしても構いません。
MT4でチャート形状やエントリー矢印を確認して、
別のFX会社の発注ソフトから注文を出すスタイルでも良いでしょう。
6.よくあるご質問、お問合せ
どのサイトにもあるQ & Aのページです。
私が見たのはまだ販売間もない時期なので、
それほど多くのQAは載っていませんが、
今後問い合わせが増えてきたらこのページも充実してくるでしょう。
YouTube動画
私が確認した時点では、ゴールドクランFXの手法とは別に、
本手法と関連して使えるテクニックを2つほど、YouTube動画で視聴できます。
「ダウ理論を使ったトレンドとレンジの見極め」動画(41分52秒)
42分もある非常に勉強になる見応え十分の動画ですね。
チャートを少しずつ進めながら、
どこから上昇トレンドを意識するのか
どこからトレンド転換を意識するのか、
どこから下降トレンドを意識するのかを
解説していますので、ダウ理論の考え方が苦手、分かりにくい
と思っている方は参考になる動画だと思います。
これだけでダウ理論的なチャートの見方は身に付くはずで、
慣れてきたら、インジケーターを使わずこのダウ理論だけで
トレードする事もできるでしょうし、
この考え方を取り入れてゴールドクランFXを利用しても面白いでしょう。
「レンジブレイクの狙い方」動画(36分23秒)
レジスタンスラインのブレイク、及び、サポートラインのブレイクを
狙っていく手法の解説ですね。
特に、
ブレイクした後に勢いが出やすいレンジ相場と
ブレイクした後に勢いが出にくいレンジ相場の見分け方は参考になると思います。
レンジブレイクというのは、ダマシも頻繁に起き、
勝率もそれほど高くない手法なので、
少しでも勝率を上げる為には、この考え方は重要となるでしょう。
ゴールドクランFXの手法のまとめ
ここで手法の概要をまとめておきます。
- 執行時間軸:日足
- 推奨通貨ペア:USDJPY,EURJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPJPY
- 短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線が揃った時に仕掛ける順張りスタイル
- 損小利大を目指すトレーリングストップを採用
- MACDによるダマシ回避
執行時間軸:日足
ゴールドクランFXはスイングトレード用の手法として提供されているので、
執行時間軸は日足のみとなっています。
ちなみに、4時間足や1時間足、5分足などの他の時間軸に変更して用いようとしても
エントリーの矢印は正しく表示されませんので、
ロジック的に日足のみの仕様となっているようです。
推奨通貨ペア:USDJPY,EURJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPJPY
トレード対象の通貨ペアとして、上記5つが推奨されていますが、
慣れてきたら、AUD関連やNZD関連の通貨ペアでもトレード可としています。
ゴールドクランFXは日足でのトレードなので、
その時々の相場状況によっては、上記の5つの通貨ペアだけでは
サインが出ない日が何日も続く可能性はあります。
そのような時には、上記5つの通貨ペア以外でも、
できるだけ取引量が多くてチャート形状が綺麗な通貨ペアを選んで
トレード対象とするのも有りでしょう。
短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線が揃った時に仕掛ける順張りスタイル
短期移動平均線は5MA、中期移動平均線は20MA、長期移動平均線は50MAを採用しています。
そして、この3つのラインが全て上向きになったらロング、
全て下向きになったらショートのエントリーをします。
この時、移動平均線はその傾き具合によって色分けされており、
上向きならオレンジ色、下向きなら青色、横向きなら灰色となっています。
つまり、"微妙な"、"僅かな" 傾き具合の場合は、ラインは灰色で表示されるので、
そのような時には、3つのラインの傾きが揃っていても、
エントリー矢印は表示されないようになっています。
3つのライン全てが、しっかりと傾斜した状態になった時に
エントリー矢印が表示される仕様になっているのが特徴です。
(どんなロジックなのかは未公開です)
これによって、トレンドが始まったかどうか微妙な状態でのエントリーを避け、
明確なトレンド状態を確認した上でエントリーするようにしています。
損小利大を目指すトレーリングストップを採用
日足の場合、一旦トレンドが発生すると
数ヶ月にわたってポジションを持ち続けるケースもあり得ます。
その場合、どこで決済するかが重要ですが、
ゴールドクランFXでは20SMAを目安にしたトレーリングストップを採用しています。
つまり、ロングポジションなら20SMAを割るまで、
ショートポジションなら20SMAを超えるまでポジションを持ち続ける事になりますが
利大を目指す決済位置としては常識的で理屈に合っているポイントといえるでしょう。
MACDによるダマシ回避
どんな手法でもダマシはつきものですが、
ゴールドクランFXではMACDを用いたダマシ回避を採用しています。
過去チャートで検証してみましたが、
確かにこのダマシ回避は効いているようですね。
特にトレンドの後半に入ってから、
たまたまエントリー条件が一致した損切りトレードに関しては、
このフィルターで回避できているケースが多いです。
上記の手法については、基本的なロジックの説明となっていて、
マニュアルの中には、これ以外にも応用的なエントリー方法、決済方法の解説もあります。
チャート形状によっては、応用的なエントリー方法、決済方法を採用した方が
利益がたくさん取れるケースもありますので、
基本と応用を適宜使い分けた方が良いでしょう。
全体的な印象としては、トレンドフォローに忠実ですね。
勝率は低いですが、損小利大でトータルでプラスにしていく手法です。
ゴールドクランFXでのエントリーポイントと決済ポイント
では次に、過去チャートを元に、ゴールドクランFXの基本ルールに則ってトレードした場合、
どのようなところでエントリーし、どのようなところで決済する事になるのか、実際に幾つか見てみましょう。
GBPJPYのロングエントリーでの利確例
EURJPYのショートエントリーでの利確例
USDJPYのロングエントリーでの損切り例
AUDUSDでのショートエントリーでの損切り例
EA化による過去検証
ゴールドクランFXの販売ページには、過去の実績として
2014年、2015年の2年間で4482PIPSの獲得と書かれています。
また、ゴールドクランFXの会員専用サイトの中には、
基本ルールに則ってトレードした場合の過去チャートでの検証資料も置かれてあり、
そこでは2014年から2016年4月の過去28ヶ月間で5131PIPSの獲得と書かれています。
しかし、これらは目視による検証結果なので、
そのまま信用するわけにはいかないというのが正直な感想です。
そこで、自分自身でも上記の基本ルールに則って過去チャートで検証してみたんですが、
概ね、提供されている検証資料と同じ位置でのエントリー、
及び、同じ位置での決済となっている事を確認しました。
しかし、2年ほどの検証結果というのは、日足レベルのトレードとしては、
ちょっと検証期間が短いですね。
できれば過去10年間ほどの検証結果が欲しいですが、
5つの通貨ペア全てで過去10年間にわたって目視で検証するのは
あまりにも面倒で時間がかかり過ぎます。
そこで、私はゴールドクランFXをEA化して過去10年間分の検証作業を行ってみました。
(ゴールドクランFXの基本ルールは、EA化できるほどの固定化されたルールとなっています)
ご存知の方も多いと思いますが、
私はEA開発も行っているプログラマーでもあるので、
実際にゴールドクランFXの基本ルールをEA化して
上記の5つの通貨ペア全てで過去10年間のチャートで検証してみたところ、
通貨ペア毎に収益の差はありますが、手法の有効性は確認できました。
しかし、EA化して分かったんですが、
獲得PIPSやPF(プロフィットファクター)などは、ちょっと物足りないですね。
5つの通貨ペア全てで固定化されたルールで実行するのは
FX初心者にも分かりやすいようにするための配慮かもしれませんが、
一般的に考えて、各通貨ペアの特性やボラティリティに合わせて、
基本ルールと応用ルールを混ぜて用いた方が、より利益が大きくなることは明らかです。
そこで、せっかくEA化できたので、
ゴールドクランFXの基本ルールと応用ルールを併用した上で
過去10年間の検証で、最も収益が残せるような決済ポイントを探し出してみました。
つまり、通貨ペア別に最も利益が残るようなストップの位置、
及び、決済に用いるトレーリングストップ用の移動平均線の期間を算出しました。
その結果が以下のバックテストの成績です。
(USDJPYとEURJPYとEURUSDの3通貨ペアで検証しました)
USDJPYの2006年4月〜2016年3月までの過去10年間での検証結果
EURJPYの2006年4月〜2016年3月までの過去10年間での検証結果
EURUSDの2006年4月〜2016年3月までの過去10年間での検証結果
このようなストラテジーテスターによるバックテストの結果を見た事がない
FX初心者の方やEA未経験者の方には、
どこをどのように見たらよいのか分からないかもしれませんが、
最低限、赤枠部分だけでも確認してもらえれば良いです。
要するに、過去10年間の期間にわたって検証した結果の
純益、プロフィットファクター、勝率、勝ちトレードと負けトレードの平均値幅を見て下さい。
そして、収支曲線のグラフが右肩上がりになっている事も確認してください。
ゴールドクランFXでは、ストップまでのPIPSと決済に用いる移動平均線の期間は
全ての通貨ペアで同じになっているんですが、(GBPJPYのストップまでのPIPS数だけは別)
各通貨ペア別に最適な値で運用すれば、過去10年間という長期間でも
このような右肩上がりの綺麗な収支曲線を描くようになります。
上記のように、通貨ペア別に最も利益が出るように最適化したストップまでのPIPS数、
及び、移動平均線の期間を採用したオリジナルのインジケーターを独自特典として無料提供します。
詳しくは、以下の『特典について』の章を確認してください。
ゴールドクランFXの評価
評価:
5段階評価で3.5点を付けたいと思います。
トレード手法としては、移動平均線を用いたオーソドックスな順張り手法ですね。
短期、中期、長期の3つの移動平均線が全て上向き、
もしくは、全て下向きに揃った時にエントリーするので、
パーフェクトオーダーが確定した時にエントリーの矢印が出るケースが多いです。
しかも、3つの移動平均線が単に同じ方向に並んでいるだけではなく、
それなりにある程度の傾斜角度を持って並び、
移動平均線の色が3つとも同色になった時にエントリー矢印が出る仕様となっているので
サインの出現位置としては、わりと遅めという印象があります。
しかし逆の見方をすると、
しっかりとトレンド状態になった事を確認してからエントリーするので、
「トレンドに入ったのか?それともまだ持合なのか?」
というトレンド初動のダマシにはあいにくいでしょう。
もちろんエントリー矢印は機械的に出しているので、その時のチャート形状によっては、
矢印の出現位置のタイミングの遅い早いの印象は違ってきます。
例えば、3つの移動平均線が集まり、レンジ的な動きを形成していて
その後に、上もしくは下に放れた場合は、
ブレイクアウトの初動でエントリー矢印が出現するケースもあります。
また、チャートが乱高下状態の時に、
たまたまエントリー条件に一致して矢印が出るケースもありますし、
トレンドの後半に差し掛かってからエントリー矢印が出るケースもあります。
全ての損切りトレードを回避する事はできませんが、
ゴールドクランFXではMACDをダマシ回避のフィルターとして利用しており、
過去チャートを検証した限りでは有効に機能していますね。
トレーディングのイメージとしては、
3本の移動平均線でしっかりとトレンドになったのを確認し、
MACDによってトレンド後半の損切りトレードを排除するようになっているので、
「頭と尻尾はくれてやれ」
という相場格言通りのトレードができるでしょう。
その他、いくつか気になる点を書いておきます。
ストップが固定のPIPSになっている
ゴールドクランFXではエントリーすると同時にストップも設定するようになっているんですが、
そのストップの値が固定値になっています。
具体的なストップまでのPIPS数は秘密にしておきますが、
USDJPY,EURJPY,EURUSD,GBPUSDの4つの通貨ペアでは全て同じストップ幅で
GBPJPYだけは高ボラティリティを考慮して、他の通貨ペアより広めのストップ幅となっています。
ストップを固定値にするのは、FX初心者に分かりやすくするための配慮かと思いますが、
本来、ストップというのは、チャート形状に即した根拠のある位置に設定すべきです。
トレーリングストップのメリットとデメリット
トレーリングストップは損小利大を目指すには合理的な方法だと思います。
しかも、移動平均線を利用して随時ストップの位置を引き上げてきますので、
一旦大きなトレンドが発生すれば、そのトレンドを丸ごと利益に変える事ができます。
特に日足レベルのトレンドとなれば、1ヶ月以上かけてトレンドに乗り続けて数百PIPS、
時には、1000PIPS以上の利益がたった1回のトレードで取れる場合もあるでしょう。
しかし、良い事ばかりではありません。
日足レベルでも、レンジ相場になる場合はもちろんありますし、
そのレンジの幅がゴールドクランFXとの相性が悪かったりすると、
レンジの上限でロングのサインが出たり、
レンジの下限でショートのサインが出たりする場合もあり得ます。
日足だと数ヶ月レベルでレンジ相場が継続する事もあるので、
たまたまそうした時期にゴールドクランFXを始めてしまうと、
レートの後ろから追いかけるトレーリングストップの方法では、
小幅利確と損切りの繰り返しが数ヶ月間も続いてしまう可能性もあるでしょう。
そうすると、ゴールドクランFXの優位性を体験しないまま嫌気がさして、
途中で手法の利用を止めてしまうかもしれません。
過去チャートの検証をきちんと行ってからトレードを始めれば、
そういう相場状況が続くこともあり得ると理解できるでしょうから、
手法の特性を理解した上で臨んでいきたいですね。
ゴールドクランFXではトレーリングストップ以外にも応用的な決済方法も提供されており、
チャート形状によっては、トレーリングストップで追いかけるよりも、
応用的な決済方法で早めに決済した方が利益が取れているケースもあるので、
分割決済を採用したり、自分のやり易い心理的な負担の少ない方法で決済しても良いでしょう。
勝率
トレーリングストップとも関係しますが、
ゴールドクランFXでは損小利大のトレーディングを目指していきますので、
必然的に勝率は低めとなります。
会員専用サイト内で提供されている過去28か月間の検証結果では約4割の勝率となっていますが、
私が行った過去10年間の検証結果では約3割の勝率となっています。
しかしその分、リスクリワード比が高く、トータルで見ると
勝ちトレード幅:負けトレード幅=3:1
ほどになるでしょう。
日足レベルのトレードで勝率が低いとなると、
勝ちトレードが確定できない日々が何日も続くこともあり、不安になるかもしれませんが、
仮に3連敗したとしても、1回勝てば元に戻る理屈なので、そんなに不安がる必要はありませんね。
補足
また、日足レベルのトレードだと、
相場状況によってはエントリー矢印が出ない日が何日も続く場合もありますので、
そのような時には、AUD関連やNZD関連の通貨ペアを監視対象に加えても良いでしょう。
ゴールドクランFXの手法自体、通貨ペアによって成績が極端に変わるわけではないので、
取引量が多くて、トレンドが綺麗に出ている通貨ペアなら、どれをトレード対象としても良いと思われます。
そして、マニュアルにも書いてありますが、
日足メインのトレードなので、チャートを見るのは1日1回だけとしています。
日足を執行時間軸にしたトレードの最大の特徴は、
毎日のチャートチェックにかける時間が数分で済む事です。
ゴールドクランFXでも、午前中に1回チャートをチェックするだけとしています。
逆に言うと、それ以外の時間帯にチャートを見るべきではないですし、
それ以外の時間帯に何かしらの行動を起こしてはいけません。
ポジションが気になるからといって、チャートを見たとしても
それで何かが変わるわけではありませんね。
なお、ゴールドクランFXのレビューは、このページだけではありません。
私のブログには、ここでのレビュー以外にも
「ゴールドクランFX」の実力が本物なのか検証する為に、
継続的に 検証記事 を書いています。
是非、こちらの検証記事も参考にして、この商材の実力を充分に検討してください。
もし、この「ゴールドクランFX」について、
分からない事、疑問点などありましたら、
いつでも下記のメールアドレス、または、ブログの上部にある「お問い合わせ」から
ご連絡ください。
商材の詳しい中身については、ご返答できませんが、
あなたの現在のFXの状況、問題点なども添えてメールしていただければ、
この「ゴールドクランFX」があなたに合っているのか
私なりにアドバイスさせていただきます。
メールアドレス
kosugi236★gmail.com
(★を@に変えてください)
特典について
特典に関しましては、ご購入者特典一覧ページをご確認ください。
数多くの特典をご用意しており、全て無料でご提供しますので、あなたのFX活動にお役立て下さい。
さらに、これらにプラスして、ゴールドクランFX専用のオリジナル特典として
「ゴールドクランFX 通貨ペア別最適化インジケーター」
も無料提供します。
これはどのようなインジケーターなのかというと、
先の『EA化による過去検証』の章でも解説したように、
過去10年間という長期間にわたって右肩上がりの収支曲線を描くように
USDJPY、EURJPY、EURUSDの各通貨ペア別に、
最も利益が出るように最適化したストップまでのPIPS数、及び、
最も利益が出るように最適化したトレーリングストップ用の移動平均線の期間を採用した、
私こすぎが改良を加えたゴールドクランFXの手法をベースにした独自のインジケーターです。
USDJPY
EURJPY
EURUSD
ゴールドクランFXの開発者である加藤ムネヒサ氏が構築した優位性のあるルールと
そのルールをベースにして私こすぎがバックテストをして導き出した優位性のあるルール、、、
これらが将来的にどちらが勝るのかについては、
もちろん未来の事なので分かりませんが、
複数のルールがあれば、選択の幅が広がることは間違いないです。
このインジケーターに関する説明記事もありますので、
もしよろしければ、こちらもご確認ください。
さらに、これらの特典にプラスして、
販売者様から特別に頂いた限定動画も差し上げます。
タイトルは、
「グランビルの法則を活用したエントリー」
です。
ゴールドクランFXは日足を執行時間軸にしているので、
エントリーチャンスが少ない事はこのレビューで書いてきました。
そして、それを補うために通貨ペアを増やすやり方もこのレビューでは書きましたが、
それ以外にも、この特典を使った方法でエントリーを増やす事ができます。
具体的には、グランビルの法則の2番、3番を利用した押目買い、戻り売りの手法ですが、
ゴールドクランFXの通常のルールに合わなくてエントリー矢印が出ないケースでも、
この特典の方法を使えば、エントリーする事ができます。
17分10秒ほどの動画となっていますので、一通りゴールドクランFXを学習した後にご覧ください。
特典ダウンロード方法
インフォトップの決済画面に、下記画像の赤枠の中のように特典の表記があるかご確認ください。
上記のように【こすぎからの特典】の表記があれば、
ご購入後、インフォトップの購入者ページから、特典がダウンロードできます。
万が一、確認しても見当たらない場合は、クッキー(Cookie)が有効になっていないことが考えられます。
ブラウザのクッキー設定をやり直して、再度お試しください。
最後に。。。
手法だけではなく、資金管理とマインドの解説もされており、
これで1万円なら値段以上の価値はあります。
毎日チャートを見る時間がなかなか取れない人には
日足を執行時間軸にしたゴールドクランFXはオススメですが、
普段デイトレをやっている人も、サブの手法として別口座で試してみるのも良いでしょう。
デイトレで目先の細かい動きに翻弄されている人は
日足メインのゆったりしたトレードを行うと、別の新しい発見があるかもしれませんよ。
ゴールドクランFXの販売は終了しました。