前回は、ジャッキー・ボリンジャーのUSDJPYの成績を公開しましたので、
今回は、EURUSDの1ヶ月分の成績、収支曲線を公開します。
そして、前回の記事も書きましたが、私は裁量トレーダーでもあり、
また、自作EAを作成するプログラマーでもありますので、
EURUSDに関しては、デフォルトのパラメーター値ではなくて、
ストラテジーテスターで検証した結果、更に好成績が期待できるであろう、
自分が納得のいくパラメーター設定値で運用しています。
以下は、1月22日~2月20日までの約1ヶ月間運用したEURUSDの収支曲線です。
見てお分かりになる通り、運用開始した初日から
いきなり5%を超える大きな損切りとなってしまいました。
実はこの日は、ECB政策金利、ドラギ総裁会見が控えていた日で、
その発表の直前に、ジャッキー・ボリンジャーはロングポジションを
持ってしまったんですね。
で、ドラギ総裁によって急激なユーロ売りとなってしまい、
そのままストップにかかってしまって大きなドローダウンスタートとなりました。
大きなイベントが自分のポジションにとってプラスになるかマイナスになるかは
事前に分かるはずはありませんから、こればかりは仕方ないですね。
しかし、その後の収支曲線の推移を見ると、
おおむね順調に右肩上がりに推移しているのが分かると思います。
トレード回数は全部で19回で12勝7敗。
1日約1トレードとなっていて、勝率もバックテストとほぼ同等となっているので、
EAの挙動としては問題ないですね。
まだトレード回数が19回と少ないので、実績としては不十分ですが、
4時間足、日足レベルで明確なトレンドを形成していない中での成績としては
順当な推移だと思います。
ちなみに、この1ヶ月間のポジション取りは以下のようになっています。
これはEURUSDの直近1ヶ月分の1時間足チャートですが、
ジャッキー・ボリンジャーがどのタイミングでエントリーと決済をしたのかが
分かるようになっています。
BがBUYでロングポジションを取った位置、
SがSELLでショートポジションを取った位置ですね。
1月22日にロングポジションを持って、そのあと急落してることも見てとれます。
1時間足チャートの推移を見ると、最初の急落以降は、
上下幅が約200PIPS程度のボックス相場となっていますね。
通常、ボックス相場ではトレンド系のEAは苦手なはずですが、
ジャッキー・ボリンジャーでは順当に勝ちを積み重ねています。
ボックス相場といってもいろんな幅がありますが、
ジャッキー・ボリンジャーにとっては、200PIPS幅のボックス相場なら、
そのボックス内でロングとショートを上手に切り替えてトレードできている事が
このチャートからも分かります。
ファンダメンタル的には、今後もギリシャ問題で神経質な展開も有り得ますが、
できれば、ポジションを持った途端に
逆方向の要人発言や材料が出てくるのだけは止めてほしいですね。
ナンピン無しで安心して運用したいなら
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