ジャッキー・ボリンジャーのフォワードテスト開始から68週間経過後の
USDJPY,EURUSD,EURJPYの通貨ペア毎の収支曲線の推移をお見せします。

USDJPYはデフォルトのパラメーターでの運用、
EURUSDとEURJPYは特典として無料プレゼントしている
オリジナルパラメーターでの運用です。
jb16051501

前回は+58.35%でしたが、今回は+58.76%となっており、
この1週間で、+0.41%の増加となりました。

検証期間が長く、上記グラフの横軸の幅もだいぶん狭くなってきたので、
先週1週間分のグラフの上げ下げが見にくくなっていますが、
先週に関しては、3通貨ペア共にほぼ横ばいで推移していました。

相変わらず好調をキープしており、
まもなく利幅が60%に到達しそうな勢いですが、
通貨ペア別で見ると、EURJPYだけがジリ安傾向になっていますね。

通常、EAの運用に際しては、複数のEAでポートフォリオを組む事で
収支のドローダウンを少なくするようにします。

不調のEAが存在しても好調なEAでそれをカバーする構図ですが、
現在は、不調のEURJPYを好調なUSDJPYとEURUSDでカバーする形となっています。

実運用では、不調のEURJPYを外す事も検討しても良いかもしれませんが、
そのタイミングは難しかったりしますね。

実際、上記の収支曲線を見て分かる通り、
ジャッキーボリンジャーの検証の初期段階では、
EURJPYが最も収益を上げていて、不調のEURUSDをカバーする構図となっており、
その時々によって好調不調の通貨ペアは入れ替わっていきますので、
タイミングを間違えて不調の通貨ペアを外してしまうと、
その外した時期が好調への転換点だったりします。

もう少し具体的に、
現時点におけるEURJPYのポジション別獲得PIPSの推移を見てみましょう。
jb16051502
緑色グラフは、ロングポジションの獲得PIPSの推移、
赤色グラフは、ショートポジションの獲得PIPSの推移です。

こうしてみると、赤色グラフのショートポジションは好調ですが、
去年の7月あたりから緑色グラフのロングポジションの成績が
右肩下がりになっていますね。

では次に、EURJPYの日足チャートを確認しておきます。
eurjpy1d16051503
去年からのチャートなので、横軸をかなり狭くしていますが、
見ての通り、去年の8月あたりから高値切り下げ相場が続いており、
右肩下がりのトレンドラインが引ける状態なので、
全体的には明らかに売り優勢のチャートですね。

ジャッキーボリンジャーは5分足に適用するEAなので、
どの程度日足チャートの形状に成績が左右されるのか分かりませんが、
これを見る限りにおいては、最近のEURJPYの不調は
全般下降トレンドの中でのロングエントリーがうまく機能していないのが原因
と考えらますね。

なので、ジャッキーボリンジャーの実運用に際しては、
上記日足チャートのオレンジラインを上にブレイクするまでは
EURJPYのロングだけは控えた方が良さそうだと思われます。

実際、私の実運用ではEURJPYのロングだけは止めています。

ナンピン無しで安心して運用したいなら
ジャッキー・ボリンジャー詳細レビューへ