私はトレンドフォロアーなので、自作のEAに関しても
トレンドフォロー系のものを開発するようにしています。
なぜなら、
裁量トレードにおいても、トレンドに沿って仕掛けた方が
優位性があると経験的に分かっていますし、
EA開発においても、逆張り系のEAではそれほど好成績を残せていない
という経験があるからです。
しかし、ひとつ問題があって、
トレンドフォロー系のEAばかりを開発していると
どれも似たような位置でエントリーしてしまう事になるんですよね。
私が開発した自作EA群は、基本的に1時間足や4時間足で
トレンドが発生したら仕掛ける仕様になっているものが多く、
となると、トレンドが発生したと分かると、
これらのEA群が次々にエントリーする事になります。
まぁ、それはそれで構わないんですが、
ドローダウンを抑えたポートフォリオを構成するという点においては、
エントリー位置はできるだけ分散させたいという考えもありました。
という事で、この「No19-HLchecker1」では、
これまでとはちょっと方向性を変えたEAとなっています。
このEAの基本的な考え方としては、
4時間足レベルのトレンド転換場面を狙い、
30分足レベルの直近の高値安値に注目し、
高値安値が共に切り上げならロング、
高値安値が共に切り下げならショートを仕掛ける仕様となっています。
通貨ペア:USDJPY
トレードスタイル:デイトレ~スイング
最大ポジション:1
執行時間軸:30分足
バックテストの成績は以下のようになっています。
見ての通り、勝率が約40%となっており、
損小利大でトータルプラスを目指す理想的なEAとなりました。
このEAは4時間足レベルでのトレンド転換を期待したEAとなっています。
どういう事かというと、
たとえば、4時間足レベルで下降トレンド状態だが、
30分足レベルで高値切り上げ、安値切り上げが確認できた場合、
トレンド転換の初動と捉えて、早期にロングエントリーする仕組みとなっています。
なので、上手くトレンド転換してくれて、
4時間足レベルの上昇トレンドになってくれたら巨大な利益となりますが、
トレンド転換とならずに下降トレンドが継続したら
小幅損切りで逃げる事になります。
いわゆる典型的な損小利大のトレーディングが期待できるわけです。
ちなみに、このEAではダウ理論的な高値安値の切り上げ、切り下げを
監視しているんですが、その監視に利用しているツールというのが、
私が独自特典として提供している
TYPE-P [こすぎオリジナルツール HighLow-Checker]
なんですね。
TYPE-P [こすぎオリジナルツール HighLow-Checker]
の詳細については、
ブログ上部の「ご購入者特典一覧」メニューを参照して頂くとして、
この「HighLow-Checker」インジケーターをEA用にプログラムし直して
今回「No19-HLchecker1」が誕生したというわけです。
上記はUSDJPYに適用するEAですが、
この「No19」タイプのEAは通貨ペア別に6つ存在していています。
これらのEAは、1ヶ月ほど前に紹介した「No18」タイプのEA6つと合わせて
計12個のEAを同時にフォワードテストをしている段階で、
それらの約5週間経過後の成績は以下のようになっています。
わずか5週間で、+38.5%の利益とはちょっと出来過ぎですね。
これは資金管理を無視した無謀なロット数での運用ではなく、
1回のトレード時の損切り額を、総資金の1%に抑えた上での複利運用での成績です。
エントリー位置分散、リスク分散を目的としたポートフォリオとしては、
上々のスタートダッシュとなっていますが、
あと数ヶ月はフォワードテストをして、ドローダウンも経験した上で
本番運用へ移行したいと思っています。