市販されているEAを調べてみると、
高勝率をウリにしているものが多いようです。
EA運用者も、なぜか高い勝率のEAが好きなので、
販売する側もそうした要望に応えているんでしょうね。
しかし、勝率というのは、EAの性質を示す一つの要素に過ぎず、
それが高いからといって、優秀なEAとは限らないです。
重要なのは、
“勝ちPIPSの蓄積量と負けPIPSの蓄積量の差”
です。
どんなEAであっても、
蓄積された負けPIPSよりも蓄積された勝ちPIPSの方が多ければ
それは期待値>1であり、優秀なEAとなり得ます。
勝率ばかりに目が行って、
コツコツドカンの負けパターンに陥らないように注意してください。
その点、Splash Systemは、、、
という事で、
Splash Systemのフォワードテスト開始から
18週間経過後の成績を掲載します。
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テスト条件
・初期資金100万円
・EURJPY用EAを単体稼働
・取引枚数はマニュアルに従い0.1ロット(単利)
・パラメーターは変更なし
現在までの収益曲線
18週間で203回ポジションを取り、
+26.97%、合計2696.5PIPSの獲得となっています。
8月に入ってからジリジリと収益を下げていましたが、
直近になって大きく回復して、
再び最高益を狙える位置まで上げてきました。
粗悪なEAだと、コツコツ勝ってドカンと負けるパターンが多いですが、
Splash Systemの場合は、それと全く逆で、
コツコツ負けてドカンと勝つパターンです。
上記の収益曲線の中には、棒グラフもありますが、それぞれ、
緑色棒グラフは、その日の獲得PIPS
赤色棒グラフは、その日の損失PIPS
を表しています。
見てのとおり、全体的に赤色棒グラフが短くて、
緑色棒グラフが長いですね。
つまり、負ける時は小さく負けて、
勝つときは大きく勝っているわけです。
収益曲線も右肩上がりをキープしており、
引き続き、稼働し続ける事を推奨します。
では、直近2週間ほどのポジショニングを確認しておきましょう。
以下は、EURJPYの1時間足チャートです。
(B)はロングで、青色破線でエントリーと決済を表し、
(S)はショートで、赤色破線でエントリーと決済を表しています。
ファンダメンタルズ的には、トルコ通貨危機によって、
EURJPYは高ボラティリティーの状態が続いており、
ここ2週間は売られ過ぎからの買い戻し相場でした。
ポジショニングを見てみると、
2週間前の安値圏での持合時では、方向感が定まらず、
ロングとショートが入り乱れて、
小幅損と小幅益を繰り返していましたが、
その後、上昇トレンドが発生すると、
ピラミッティングによる追撃ポジションで
一気に大幅利益になっている事が分かります。
Splash Systemは、巷でもてはやされているような
勝率8割9割を謳う高勝率EAではありません。
上記経過を見て分かるとおり、
現在までは、ロングの勝率45%、ショートの勝率60%です。
しかし、コツコツ負けてドカンと勝つパターンで
順調に利益を積み重ねています。
勝率第一主義の考えを改めましょう。
追撃ポジションとヘッジングで柔軟に対応!
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