それまで好調だったEA(自動売買)が不調になってくると、
「このEAはもうそろそろ賞味期限切れかな」
と表現する事がありますが、これってどうなんでしょう。
EAに賞味期限ってあるんでしょうか?
EAの賞味期限に関する見解
ロジック非公開の他人が作ったEAに関しては正直分かりませんね。
その開発者がどういった方針でEAを作ったかによります。
例えば、過去1年間程度のバックテストしかやっていなかったら
リアル相場でもすぐに機能しなくなる可能性はあるでしょう。
また、ある特殊な相場状況の時しか稼働しないようなEAも
再現性の問題から、やはり近い将来機能しなくなる可能性は高いでしょう。
更には、
開発者の相場観とか裁量感覚とかトレード感覚みたいなものが不足していても
長期的に機能するEAは作れないでしょう。
なので、他人が作ったEAに関しては、一緒くたにして言及する事はできないですが、
少なくとも私が作った自作EAに関していえば、賞味期限はないと思っています。
まず、賞味期限という表現ですが、
これは、食品に対して美味しく食べる事ができる期限を指す言葉です。
なので、この期限を過ぎてしまったら、美味しく食べる事はできず、
そして、この期限を過ぎてしまったら、美味しさが戻る事は決してありません。
食べ物なんですから当たり前ですよね。
時間が経てば経つほど不味くなって、最後には食べられなくなります。
そして、その流れは絶対に変える事はできません。
時間が経って、いつか再び美味しさが戻るなんて事は絶対にないです。
では、私の自作EAに関してはどうなのか。。。
私のEAは月単位で負け越す事もあります。
でもそれは賞味期限が切れたのではなく、
単に相場付きとEAのロジックが合っていない
という解釈をしています。
自作のEAなので、もちろんそのロジックは全て把握済みです。
相場というのは過去から未来に至るまで決して同じ状況は現れてきませんが、
それをプログラミングする事で画一的に捉え、固定化して捉え、
機能する相場状況の時には利益を上げ、
機能しない相場状況の時には損失を最小限に抑えるようにする事が
EAの姿の一つだと言えます。
そういった意味においては、賞味期限という表現自体がおかしいですね。
賞味期限を過ぎてしまったら一生美味しさは戻らない、
なんてことは私のEAには有り得ません(と思っています)
相場のサイクルの中で、
相場状況にあっていれば、利益がどんどん出せますし、
相場状況にあっていなければ、損失を抑えて耐える、
これを繰り返しているだけです。