前回のレイチェルボリンジャーの記事から約2ヶ月ほど経ってしましましたが、
現在もフォワードテストは継続していますので、
その経過を報告したいと思います。
まず、レイチェルボリンジャーはUSDJPY専用のEAなんですが、
ロジックが公開されていますので、それを元に私のEA環境でテストを繰り返し、
EURUSD用のパラメーターとEURJPY用のパラメーターも作成し、
EURUSDとEURJPYでもテストを行っています。
(EURUSD用のパラメーターとEURJPY用のパラメーターは
購入者様に無料提供しています)
以下がこれまでの結果で、紫色フラグがUSDJPY、
赤色フラグがEURJPY、青色グラフがEURUSDの収支曲線です。
テスト開始から約6ヶ月経過しましたが、
トータルでは-4.46%の減少となっており、あまり芳しくないですね。
通貨ペア別で見ると、EURJPYが不調なのが分かります。
特に直近の収支が下げ傾向にあるのでちょっと心配です。
またEURUSDは、昨年の12月と先月の5月はグラフが横ばいとなっており、
全くトレードしていないですが、これは不具合ありません。
バックテストの段階でEURJPYの12月と5月は
成績が良くない事が分かっていましたので、
パラメーターの設定で12月と5月は止めるようにしていました。
では、フォワードテスト開始から約6ヶ月経過して、
それなりにデータも溜まってきましたので、もう少し細かく分析してみましょう。
以下は、通貨ペア別、ポジション別のサマリーです。
こうしてみると、USDJPYのロングとEURJPYのロングの成績が極端に悪いですね。
なぜこのような結果になったのか、
その要因のひとつに各通貨ペアのトレンド状況が関係しているでしょう。
例えば、USDJPYの日足チャートを見てみると、以下のようになっています。
このチャートは今年1月からですが、明らかに下降トレンドです。
このように日足レベルで下降トレンドになっていると、
やはりロングポジションのトレードは難しくなってきますね。
レイチェルボリンジャーは5分足チャートに適用するEAなので、中には、
「日足チャートの形状なんて、5分足のEAには関係ない」
という人もいるようですが、
私の見解では日足チャートの形状も十分に影響を与えると思っています。
なので、現在のような日足レベルでの下降トレンドが続いている
USDJPYとEURJPYに関しては、
リアルトレードでのロングの運用は避けた方が良いかもしれませんね。
ナンピン無し、マーチンゲール無しなので大負けしない
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