大市民流FX資産構築メソッドはトレンドフォロー系の手法なので、
大きな時間足がトレンド状態の時には成績が良く、
大きな時間足がレンジ状態の時には成績が悪くなる傾向にあります。
そして、大市民流FX資産構築メソッドは1時間足を執行時間軸にしており、
また、指定された時刻でのエントリーと決済という観点から考えると、
大きな時間足は、日足と考えるのが妥当でしょう。
実際、これまでのフォワードテストの推移を確認してみると、
日足チャートがトレンドの時には好調で、
日足チャートがレンジの時には不調になっています。
そのうえで、現時点の日足チャートを確認してみると、
GBPJPYが典型的なレンジ相場になっているんですよね。
GBPJPYの日足チャート
このように、ここ2ヶ月ほどは横ばいに推移しており、
直近に至ってはボリンジャーバンドも狭まり、
スクイーズ状態となっています。
こうなってくると、
大市民流FX資産構築メソッドは苦戦を強いられます。
偶然にでもエントリー条件に一致してポジションを持ってしまうと、
当然、良い結果は得られにくくなります。
GBPJPYの持合は珍しいので、
今しばらくの辛抱でしょうか。
という事で、今回分のフォワードテストを公開します。
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「オリジナル」と「パラメーター改良型」と「EAバージョン」の違い
については、
「大市民流FX資産構築メソッド~3種類の手法のまとめ」
の記事をご確認ください。
オリジナル
現時点でのトータルの成績
トータルの収益は-8.04%、-482.5PIPSの損失となっています。
GBPJPYの日足チャートでの持合の影響をモロに受けており、
直近ではGBPJPYのトレードに関しては、
ロングもショートも共に落ち込んでいます。
このまま収益曲線が安値更新してしまう可能性もあり、
オリジナルでの運用は控えた方が良いでしょう。
パラメーター改良型
現時点でのトータルの成績
トータルの収益は+8.1%、+736.3PIPSの獲得となっています。
同じくGBPJPYの持合の影響を受けて
収益を減らしていますが、
パラメーターを調整しているおかげで
オリジナルほどの大きな落ち込みではありません。
パラメーター改良型に関してはそのまま運用を継続しても良いですし、
GBPJPYだけは一旦トレードしないという選択も有りです。
で、GBPJPYの日足チャートがエクスパンション状態になったら
トレードを再開する、という方針でも良いでしょう。
EAバージョン
現時点でのトータルの成績
トータルの収益は+4.29%、+528.8PIPSの獲得となっています。
前回の記事の時と比較すると、
獲得PIPSはほとんど変わっておらず横ばい状態となっています。
各通貨ペア別の成績は載せませんが、
GBPJPYに関してはフィルターが効いているためか、
この持合の中で、ほとんどエントリーしていないですね。
うん、うん、EA開発時の狙い通りの挙動です。
以上、フォワードテスト開始から現時点までの経過報告でした。
今後のポイントは、やはり
GBPJPYの日足レベルの持合状態がいつブレイクするか、
ですね。
GBPJPYは、オリジナル、パラメーター改良型、EAバージョンの
全ての手法で使われている通貨ペアなので、
これがトレンドになるかレンジになるかで、
今後の収益に大きく影響が出そうです。
手動で行う自動売買とは?!
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