先日、GenesisTraderの販売会社であるトレーディングオフィスから
以下のような連絡がありました。
『現在公開中のEAで申し上げますと
Genesis Trader(ジェネシストレーダー)
Iron Eagle(アイアンイーグル)
の2EAを誠に遺憾ではございますが一旦実運用から外す判断を行いました。
理由としましては当方で設定していたカットラインに到達したためとなります。』
カットラインに到達したとは、その名の通り、直近の収支が思わしくなく、
トレーディングオフィスが設定したマイナス幅(%)まで成績が落ち込んだ、
と解釈できるでしょう。
そして、これによって、
GenesisTrader自体も、5月20日(金)に販売終了となる事が決定しました。
今後は、デモ運用でGenesis Traderの成績の推移を見ていくとの事らしいですが、
このような販売姿勢は評価できますね。
成績の善し悪しに関わりなくEAを売り続けるのではなく、
自社のリアル運用の実績を元に、成績が悪くなったEAは販売を終了する、
という方針は、会社として評価できるのではないでしょうか。
しかし、、、
私の方でもGenesisTraderを数ヶ月間にわたって検証していますが、
それほど収支が落ち込んだというわけではないので、
今回の販売終了はちょっと意外な感じもします。
実際、以下がGenesisTraderのフォワードテスト開始から
25週間経過後の成績なんですが、
現在までで、+0.07%の増加となっています。
それほど派手な動きではないですが、
ここ数ヶ月間は徐々に回復傾向にあります。
数ヶ月間程度の収支の横ばいや落ち込みは、
どんな優秀なEAでも普通にあり得る現象なので、
私は特に気にしていなかったんですが、
トレーディングオフィスでの実際のリアル運用では
もっと収支が悪かったんでしょうか。
一応、ポジション別の獲得PIPS数の推移を確認してみます。
緑色グラフは、ロングポジョションの獲得PIPSの推移、
赤色グラフは、ショートポジションの獲得PIPSの推移です。
フォワードテストを開始して以降のEURUSDの日足チャートを見てみると、
全般上昇トレンドである事が確認できるので、それが影響してなのか、
ロングの成績が良くて、ショートの成績が悪くなっています。
今回の販売終了を受けて、GenesisTraderに関する記事も今回で最後としますが、
個人的にはフォワードテストは続けていくつもりです。
また、もしも今後GenesisTraderの成績が再び良くなってきたら
再販する可能性もあるかもしれませんね。
再度確認ですが、GenesisTraderの販売は5月20日(金)までです。
3つのロジックを内蔵したマルチEA
→GenesisTraderの詳細レビューへ