私がこれまで作成してきたオリジナルEAは全部で6種類あり、
それぞれがUSDJPY,EURJPY,EURUSDで動かす事を前提として
パラメーターを調整していますので、合計で6×3=18個のEAがあります。
既に昨年の中旬からデモ環境でフォワードテストをしており、
それなりに実績が確認できていますので、
もうそろそろ実運用してみようかと思っている段階です。
(どのようなEAが揃っているのか、
その詳細についは今後記事にしていくと思います)
(本当は1月中にアルパリジャパンで運用する予定だったんですが
先の破綻の影響でアルパリジャパンが使えなくなり、
現在は、FXCMでフォワードテストを再開しているんですが、
概ね好調に推移しています)
今回は私が作成するEAについて、
その特徴というか、方針というか、コンセプトみたいなものを
まとめてみたいと思います。
私はこのような方針でEAを作成します
- 順張りトレンドフォロータイプ
- ナンピン無し、マーチンゲール無し
- 5分足から1時間足までに適用するデイトレ~スイング用
- スキャルピングはしない
- 勝率にはこだわらず
これらについて、簡単に説明しておきます。
順張りトレンドフォロータイプ
EAというのは、それを作成するプログラマー、トレーダーの
性格を色濃く反映しています。
私は自身の裁量トレードでも、逆張りはほとんどやらず、
順張りのトレンドフォロータイプのトレードを心掛けており、
そうした方針が最も利益が出やすいと思っているので、
EAにおいても当然、順張りトレンドフォロータイプのEAを作成します。
ナンピン無し、マーチンゲール無し
過去にナンピン、マーチンゲールタイプの市販EAで
金銭的、精神的苦痛を味わった私としては、
ナンピン無し、マーチンゲール無しは絶対条件です。
ナンピンしなきゃトータルでプラスにならないEAは論外ですね。
5分足から1時間足までに適用するデイトレ~スイング用
EAなので、デイトレとかスイングとかに分けて考える必要もないのですが、
これまでは、5分足~1時間足に適用するEAを作成してきました。
なぜかというと、これはバックテストにも関係してくるのですが、
十分なバックテスト期間で、十分なトレード検証回数をこなすには、
5分足~1時間足までが良いという印象を持っているからです。
これが4時間足や日足に適用するEAだと、十分な検証回数をこなせないんですよね。
そうしたバックテストの信頼性の意味からも、
5分足~1時間足用のEAが最適と思っています。
スキャルピングはしない
5~6PIPSにも満たない利幅で利確するEAというのは、
バックテストの段階では成績が良いですが、
いざ本番になると、スリッページが発生して、
成績が極端に悪くなるケースが多いです。
バックテストだけが好調で、本番で通用しないEAには、
スキャルピングタイプのものが多いという印象を持っています。
ですので、小幅利確のEAは作成しません。
勝率にはこだわらず
巷には、勝率8割、9割は当たり前、ほぼ10割を謳っているEAもありますが、
EAに勝率を求める意味が分かりません。
トータルでプラスになる事に意味があるのに、勝率に固執して
極端に損大利小となっているEAには、大きなドローダウンの危険性があります。
個人的には、勝率は5割前後で十分と思っています。
以上が私の作成するEAの方針、コンセプトです。
これらの方針は、今後EAをたくさん作成していくにつれて
多少修正されていくかもしれませんが、
現時点で作成しているEAでそれなりに結果が出ていますので、
基本的な大枠については、おそらく変わらないでしょう。