今年に入ってからの日足レベルの相場状況は、
トランプ大統領就任後の政策実行力の不信感からの円買い、
また、近隣某国による地政学リスクによる円買いと
クロス円は弱含みの展開になるケースが多かったです。
そして、その時のチャート波形が
大市民流FX資産構築メソッドのロジックと相性が悪く、
収益曲線も落ち込む場面が多かったですが、
最近になってようやく回復の兆しを見せています。
そのきっかけとなったのが、一連の仏大統領選挙に関する報道ですが、
「EU離脱には至らないだろう」という結果を予測して、
クロス円は急激にリスク選好の円売りとなっています。
(本日、マクロン氏の勝利が確定して波乱なく終了)
そして、その際のチャート波形が
大市民流FX資産構築メソッドのロジックと相性が良かったようで、
ここ数週間は急激に成績を回復させてきていますね。
そのあたりの挙動を以下に掲載しておきます。
今回はフォワードテスト開始から約24週間後の経過報告となります。
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「オリジナル」と「パラメーター改良型」と「EAバージョン」の違い
については、先の
「大市民流FX資産構築メソッド~EA(自動売買)の完成とフォワードテスト」
の記事をご確認ください。
オリジナル
現時点でのトータルの成績
トータルの収益は-4.03%、-241.7PIPSの損失となっています。
一時期、-10%近くまで落ち込んでいましたが、
最近になって徐々に回復している事が分かります。
しかし、トータルではマイナスである事に変わりはないので、
この回復が本物なのかは、まだ判断できない状況です。
パラメーター改良型
現時点でのトータルの成績
トータルの収益は+12.57%、+1143.1PIPSの獲得となっています。
クロス円の上昇トレンドに乗って、
最近は急激に収益曲線が上向きになってきています。
前回の大市民流FX資産構築メソッドの記事では、
「GBPJPYの日足チャートの形状に変化が見られるまでは、
一旦、運用を停止する事をお勧めします」
と書きましたが、
仏大統領選挙を受けて、GBPだけでなく
各クロス円の日足チャートも明確に形状を変えていきましたので、
そのタイミングで運用を再開するのがベストでしたね。
現状の獲得PIPSは+1000を越えて、
収益グラフも3月に付けた高値に並びつつある状況なので、
引き続き、この「パラメーター改良型」での運用をお勧めします。
EAバージョン
現時点でのトータルの成績
トータルの収益は+0.0%、+25.1PIPSの獲得となっています。
一時期、-5%程度まで落ち込んでいましたが、
4月以降は順調に回復基調にあります。
前回の大市民流FX資産構築メソッドの記事では、
このEAバージョンを改良すると書き、
実際に作業を進めているんですが、
もしかすると、改良作業は必要ないかもしれませんね。
まだ今後の推移を見てみない事には分かりませんが、
一応、改良作業も並行して進めてみたいと思います。
以上、フォワードテスト開始から現時点までの経過報告でした。
大市民流FX資産構築メソッドは、
1時間足チャートのみで判断する単一時間軸での手法ですが、
これまでの経験から、4時間足や日足のチャート形状に
成績が左右される事は明らかです。
なので、
“大きな時間時が持合の時にはできるだけエントリーを慎重に”
という事を心掛けるようにしたいですね。
そうすれば、成績はより安定し、より向上していきます。
手動で行う自動売買とは?!
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