昨年の年末にかけて順調すぎるくらいに推移していた
[パラメーター改良型]と[EAバージョン]ですが、
年末年始を挟んで、ようやくドローダウンが起きました。
これまでに何度か注意喚起してきましたが、
日足チャートが持合相場、レンジ相場になると、
やはり、トレンドフォロー系の大市民流FXの手法でも成績は落ちてきますね。
フォワードテストやリアルトレードでは、
バックテスト以上の成績を出し続ける事は基本的には不可能で
どうしてもバックテスト以下の成績になってしまうものです。
それを理解していると、年末にかけての異常な好調ぶりの反動が
近い将来やってくるだろうという意識、心構えが持てるんですが、
皆さんはどうでしたでしょうか?
現状も、各クロス円の日足チャートの形状を見てみると、
まだ持合が継続していると認識できるので、
もうしばらくは慎重にトレードした方が良いかもしれません。
という事で、フォワードテスト開始から約8週間後の経過を報告します。
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「オリジナル」と「パラメーター改良型」と「EAバージョン」の違い
については、先の
「大市民流FX資産構築メソッド~EA(自動売買)の完成とフォワードテスト」
の記事をご確認ください。
オリジナル
8週間経過でトータルの収益は-1.79%で、
-107.1PIPSの損失となっています。
トレード回数が多くないので、まだハッキリとした傾向は分かりませんが、
収益はなんとか横ばい状態といえるでしょう。
パラメーター改良型
8週間経過でトータルの収益は+10.31%で、
+937.3PIPSの獲得となっています。
収益グラフを見ると、年末年始にかけてドローダウンが起きています。
当初、この落ち込みについては、
年末年始特有のイレギュラー相場が原因かと思っていましたが、
いろいろ検証してみた結果、持合相場が苦手である事が原因のようです。
まぁ、8週間で900PIPS超えですから、現状でも十分な成績ですが、
パラメーター改良型で運用している方は、
今後も日足チャートの形状には十分に注意してください。
EAバージョン
8週間経過でトータルの収益は+1.66%で、
+244.4PIPSの獲得となっています。
思った以上にEAバージョンのドローダウンが大きいのが気になりますね。
日足チャートが持合相場になって以降、
持合の上限付近でロング、下限付近でショートしているケースが多く、
チャート形状との相性が悪いです。
今後の方針としては、しばらく様子を見てから、
収益グラフの最高値を超えるようなら特典として提供しますが、
ドローダウンが続くようならプログラミングし直します。
以上、フォワードテスト開始から現時点までの経過報告でした。
EAバージョンのプログラミングの過程で、
“日足チャートが持合時にはエントリーしない”
というフィルターが有効なのは分かっています。
しかしそのようにプログラミングすると、
確かにPFは上がるんですが、
トレード回数もそれなりに減ってしまい、
トータルの収益も減ってしまうのがネックなんですよね。
とりあえず、年末年始のバッドタイミングで
EAバージョンを提供しなくて良かったです。
当面は、パラメーター改良型で
日足チャートの形状に注意しつつトレードしてください。
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