私はAva Swing Systemの開発者ではありませんし、
そのロジックも公開されていない事から、
このEAの核となる”予兆判定型トレンドフォローロジック“というものが
どのようなプログラム内容になっているのかは分かりません。

しかし、バックテスト等による挙動から
テクニカル的に、ある程度は予想できる部分もあります。

私が予想する “予兆判定型トレンドフォローロジック” とは、
大きな時間足にトレンドが発生していて、且つ、
執行時間足が持合の時にポジションを持つロジック

だと思っています。

販売ページには、「予兆期間の動き」という表現もありますが、
これは、”トレンド時の一時的な横ばい期間“の事を
指しているのでしょう。

通常なら、大きな時間足がトレンド状態で、且つ、
執行時間足も持合からトレンド状態になり始めた時点で
エントリーを検討します。

しかし、Ava Swing Systemの場合は、
大きな時間軸がトレンド状態で、且つ、執行時間軸が持合の時に、
逆張り的にエントリーすることで、
より多くの利幅獲得を狙っているロジックだと推測しています。

実際、Ava Swing Systemの執行時間足の15分足チャートでは、
以下のようにボリンジャーバンドを表示すると、
逆張り的にエントリーしているケースがほとんどです。
eurjpy15m18061402
要するに、大きな時間軸では順張りに、
そして、メインの時間軸では逆張りにエントリーしているのでしょう。

もちろん、上記は私個人の勝手な考察ですよ。

開発者様は私の知り得ないもっと深いレベルで
プログラムを組んでいる可能性もありますが、
それを知る術はありません。

では、Ava Swing Systemのフォワードテスト開始から
16週間経過後の成績を掲載します。

    テスト条件

    ・初期資金50万円
    ・EURJPY用EA、GBPJPY用EAを同時稼働
    ・取引枚数は、それぞれ0.1ロット(単利)
    ・パラメーターは変更なし

今回の収益曲線
ava18061402
ピンク色グラフは、EURJPY適用のEA
紫色グラフは、GBPJPY適用のEA
赤色グラフは、この2つを合わせた合計の収益曲線です。

16週間で39回ポジションを取り、
+6.03%合計+301.4PIPSの獲得となりました。

相変わらずGBPJPY適用のEAが好調をキープしており、
5月下旬にもビッグトレードに成功していますね。

それにひきかえ、EURJPY適用のEAは、
まだまだ停滞中でしょうか。

同じクロス円で、しかも日足チャートの形状も似ているにも関わらず、
この2つのEAでこれほど成績の差が出るのは意外です。

しかし、どちらかが好調で、どちらかが停滞で、
それら合わせてトータルでプラスというケースは多いので、
ポートフォリオを組むうえでは通常の状態とも言えます。

もしも今後、EURJPY適用のEAが本格的にドローダウンになるようなら
一旦稼働停止も検討すべきですが、まだその段階ではないでしょう。


では次に、
GBPJPY適用EAの最近のポジショニングを振り返ってみます。
ava18061403
()はロングで、青色破線でエントリーと決済を表し、
()はショートで、赤色破線でエントリーと決済を表しています。

エントリー回数が少ないのもAva Swing Systemの特徴ですが、
見てのとおり、5月下旬の下降トレンド時には
「予兆期間の動き」をうまく捉えています。

5月29日のショートエントリーでは、
160PIPS超えの大幅利益となっていますが、
それが直近の収益曲線の右肩上がりに貢献したトレードですね。

さて、今後の方針についてですが、
現状のEURJPY適用EAの停滞が気になるなら、
収益率が0%を超えるまで一旦非稼働にして、
GBPJPY適用EAだけを稼働するという戦略もありです。

しかし、私ならもう少し様子を見て、
現状のまま稼働を続ける事を選択します。

予兆判定型トレンドフォローロジックって何?
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