EAを稼働する際には、
資金量に対して適切な取引枚数で運用する必要があります。

もし、取引枚数を小さくし過ぎると、
資産の増加率は少なくなってしまいますし、
かと言って、取引枚数を大きくし過ぎると、思わぬ連敗を喰らった時に、
資金の減少幅が大き過ぎて回復が困難になってしまいます。

Ava Swing Systemでは、マニュアル内で取引枚数の目安が提示されていて、
資金50万円に対して0.1ロットをリスク上限に設定しています。

例えば、最悪のケースを考えてみましょう。

Ava Swing Systemの最大ストップは100PIPSに設定されていて、
最大保有ポジション数は2に設定されています。

という事は、0.1ロットで100PIPSのストップにヒットした場合、
資金的には、100円×100PIPS=約1万円の損失になり、
それが2ポジションだと、約2万円分の損失になります。

つまり、50万円に対して約2万円なので、
割合としては、4%の資金減になるわけです。

これがリスク上限です。

もし、4%の資金減に耐えられないのなら、
ロット数をこれよりも少なく調整する必要があります。

リスクに対する精神的許容度は、各トレーダー毎に違ってきますので、
自分に合ったロット数に変更する必要がありますが、
決して上記以上のリスクは取らないようにしてください。

では、Ava Swing Systemのフォワードテスト開始から
13週間経過後の成績を掲載します。

    テスト条件

    ・初期資金50万円
    ・EURJPY用EA、GBPJPY用EAを同時稼働
    ・取引枚数は、それぞれ0.1ロット(単利)
    ・パラメーターは変更なし

今回の収益曲線
ava18052401
ピンク色グラフは、EURJPY適用のEA
紫色グラフは、GBPJPY適用のEA
赤色グラフは、この2つを合わせた合計の収益曲線です。

13週間で34回ポジションを取り、
+1.29%合計+64.3PIPSの獲得となりました。

前回から獲得PIPSを小幅に減らしましたが、
大きな変化はないようです。

一般的には、GBPJPYはボラティリティが大きいので、
それに適用するEAも、それにつられて
利幅も損切り幅も大きくなりやすい傾向になりますが、
上記グラフを見る限りにおいては、
ジリ高基調で確実に獲得PIPSを増やしているのがちょっと意外ですね。

ご存知のとおり、4月以降はドル買い相場となっていましたが、
それが影響しているんでしょうか。


ちなみに、Ava Swing Systemでは、それほど頻繁ではないですが、
時折、ポジションを週またぎするケースがあります。

今この記事を書いている時点でも
以下のようにGBPJPYのショートを持っています。
ava18052401

具体的なロジックが分からないので、何とも言えませんが、
過去チャートを見る限りにおいては、
できるだけポジションを週またぎしないような
ロジック的な工夫がなされていると思います。

しかし、週後半にポジションを持って、
ある条件に一致した時だけ週をまたぐようになっているっぽいです。

分からないですけどね。

このポジションも週をまたぐのでしょうか。

予兆判定型トレンドフォローロジックって何?
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