現実世界における新型コロナウィルスの影響は、
現在進行形で広がっており、
終わりが見えない混沌とした状態が続いていますが、
為替の世界では、一時期の乱高下、
そして、超高ボラティリティー相場は終わり、
一段落ついた格好となっています。
今回のコロナショックでもリスク回避の名目で
クロス円が大きく振られて、
その結果、各種EAも多大な影響を受けたでしょう。
特に、こんな時のナンピン系EAは、
稼働すること自体がリスクになります。
限界までナンピンした挙句、結果破産し、
資金のほとんどを失ったという話も聞きます。
“失って初めてナンピンの恐怖に気づく”
そんなことにならないようにしましょう。
Ava Swing Systemはナンピンをせず、
また、スイング系順張り型のEAなので、
基本的には、ボラティリティが高いほど有利に働きます。
しかし、今回のコロナショックのような
イレギュラーで超高ボラティリティー相場は
過去に前例が少ないので、
実際には稼働してみないと分からない面もあります。
以下では、今回のコロナショックでの乱高下相場を
全て経験させたうえでの成績となりますので参考にしてください。
では、
Ava Swing Systemのフォワードテスト再開から
66週間経過後の成績を掲載します。
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テスト条件
・初期資金50万円
・EURJPY用EA、GBPJPY用EAを同時稼働
・取引枚数は、それぞれ0.1ロット(単利)
・パラメーターは変更なし
現在までの成績
紫色グラフは、EURJPY適用のEA
ピンク色グラフは、GBPJPY適用のEA
赤色グラフは、この2つを合わせた合計の収益曲線です。
66週間で150回ポジションを取り、
+2.78%、合計+139.1PIPSの獲得となりました。
コロナショックを2月中旬以降と定義すると、
その時以降の成績はあまり変わらずでしょうか。
EURJPY適用EAは多少落ち込み、
GBPJPY適用EAは多少回復した感じです。
Ava Swing Systemはトレイリングストップで
利大を追求するスタイルなので、
ボラティリティが大きいほど有利だと思ったんですが、
今回のコロナショックとはあまり相性は良くなかったようですね。
引き続き、EURJPY適用EAは稼働、
GBPJPY適用EAは非稼働を推奨しますが、
GBPJPY適用EAの収益曲線が0%を超えるようなら
稼働しても良いでしょう。
参考までに、
直近1ヶ月のEURJPY適用EAのポジショニングを確認しておきます。
青色点線ラインがロングのエントリーから決済、
赤色点線ラインがショートのエントリーから決済です。
チャート自体は大きく動いていますが、
トレンド転換場面に捕まって
損切りになったケースが目立っていますね。
やはり相性が良くないんでしょうか。
一時の乱高下、超高ボラティリティー相場は収まり、
徐々にボラティリティが低下していますが、
今後は、どの程度のボラティリティに落ち着くのかに注目です。
去年のような低ボラティリティーにまで下がらないと良いんですが。
予兆判定型トレンドフォローロジックって何?
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