EA稼働においてその優位性が低くなる場面は、
経済指標や重要イベント、要人発言などでしょうか。

通常はテクニカルに沿ってチャートは動いてくれますが、
こうした出来事があると、
市場参加者はテクニカルよりもファンダメンタルズに
意識を向けていきますので、
その分、EAの効きも悪くなる印象です。

先週もECB理事会があり、
その後のユーロは大荒れ、行って来いの展開となり、
もはやテクニカル云々では語れない相場状況でした。

こういう動きに、
たまたま偶然にでもEAが捕まってしまうと、
ギャンブル的な要素が増大します。

運が良ければ大幅利確、
運が悪ければ最大ストップに引っ掛かる。。。

なので、できるだけギャンブル的な要素を排除したいなら、
事前に分かっている経済指標や重要イベントの前に、
EAを一旦非稼働にしておくことも有りでしょう。

しかし、経済指標があるたびに、
手動による非稼働の作業を行うのは面倒ですよね。

そもそもEAは、こうした経済指標や重要イベント、要人発言などを
全て織り込んだヒストリカルデータを元に作成されているので、
何があっても非稼働にしない
という考え方もあります。

私もどちらかというと、
そのまま放ったらかし、非稼働にしないタイプです。

あえて言うならば、
スキャルピングタイプのEAなら一旦非稼働にする、
スイングタイプのEAならそのまま稼働する、
という方針もあります。

このあたりはEA運用者の考え方次第でしょうか。

では、
Ava Swing Systemのフォワードテスト再開から
35週間経過後の成績を掲載します。

    テスト条件

    ・初期資金50万円
    ・EURJPY用EA、GBPJPY用EAを同時稼働
    ・取引枚数は、それぞれ0.1ロット(単利)
    ・パラメーターは変更なし

現在までの成績
ava19091501
紫色グラフは、EURJPY適用のEA
ピンク色グラフは、GBPJPY適用のEA
赤色グラフは、この2つを合わせた合計の収益曲線です。

35週間で71回ポジションを取り、
+8.79%合計+439.6PIPSの獲得となりました。

ここ2,3か月は停滞気味に推移ていますね。

特に、GBPJPY適用EAはドローダウンが明確になりつつあり、
収益も0%を割ってマイナスに転じてきてしまいました。

EU離脱問題が影響しているのか分かりませんが、
今の相場との相性はあまり良くないようです。

EURJPY適用EAは引き続き稼働を推奨しますが、
GBPJPY適用EAは一旦非稼働にしてもよいでしょう。

そして、収益が0%を再度超えてきたら稼働再開でしょうか。


参考までに、
直近1ヶ月程度のEURJP適用EAのポジショニングを確認しておきます。
ava19091502
()はロングで、青色破線でエントリーと決済を表し、
()はショートで、赤色破線でエントリーと決済を表しています。

波形的には下降トレンドから上昇トレンドで、成績は3勝2敗、
もう少しエントリーしてほしい感じでしょうか。

そして、先週のECB理事会後の急落急騰の動きも確認できますが、
運良く、その場面ではポジションを持っておらず、
Ava Swing System的には影響はなかったようです。

予兆判定型トレンドフォローロジックって何?
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