FX Realizeでトレードする際には、
まず最初に執行時間軸を決めるのが一般的でしょう。

つまり、スキャルピングをしたいのなら、
5分足を執行時間軸にして
FX Realizeで推奨されている5つの通貨ペア
(USDJPY,EURJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPUSD)を同時監視して
シグナルを待ちます。

デイトレをしたいのなら、
15分足を執行時間軸にして
5つの通貨ペアを同時監視してシグナルを待ちます。

スイング系をしたいのなら
1時間足を執行時間軸にして
5つの通貨ペアを同時監視してシグナルを待ちます。

こうして自分に適した時間軸を決めることで
ストレスを極力減らした状態で
エントリーから決済までを行うことができます。

しかし、、、

時間軸を決めたとしても、
肝心の通貨ペアがトレンドになっていない場合もあります。

現在の相場状況で言えば、USDJPYですね。

リスク回避となれば、USDもJPYも買われ、
リスク選好となれば、USDもJPYも売られるので、
USDJPY自体はどの時間軸においてもトレンドが発生しにくい状況です。

つまり、トレンド向きの手法であるFX Realizeにおいては、
現状、トレンドになりにくいUSDJPYでのシグナルの精度は
落ちている可能性が高いです。

つまり、シグナルの精度が落ちているのに、
わざわざUSDJPYを監視する必要はないとも言えます。

そこで、別の監視方法を提案します。

どういう方法かというと、
時間軸に関係なく、
トレンドになっている通貨ペアだけを監視する

という方法です。

例えば、ある日、
EURJPYだけが明確なトレンドになっていたら、
EURJPYの5分足、EURJPYの15分足、EURJPYの1時間足、
これらのチャートを監視するわけです。

そして、
トレンドになっていないUSDJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPUSDは
最初から監視対象から外します。

要するに、5つの通貨ペアを平等に監視するのではなく、
その日、トレンドになっている通貨ペアだけを
集中的に監視するわけです。

このようにすれば、
もとからトレンドになっている通貨ペアの
シグナルだけを相手にすることになるので、
シグナルの精度も相対的に上がっているはずです。

ポンド関連の通貨ペアだけを監視

昨日の月曜日、FX Realizeでトレードしてみました。

東京時間の9時前にチャートチェックを始めたんですが、
その時にはUSDJPYは明確にトレンドレスだったので、
最初からチャート監視から外すことに。

また、EUR関連の通貨ペアは微妙、
1時間足チャートでは僅かに上昇トレンドでしたが、
GBP関連の通貨ペアとの比較で、
EURJPYとEURUSDも監視対象から外しました。

そして、残りのGBPJPYとGBPUSDは
1時間足レベルで明確な上昇トレンドだったので、
この日は、
GBPJPYの5分足、GBPJPYの15分足、GBPJPYの1時間足、
さらに、
GBPUSDの5分足、GBPUSDの15分足、GBPUSDの1時間足、
この6つのチャートを同時監視することにしました。

その前提で、以下はGBPJPYでのトレーディングです。

GBPJPYでのトレーディング

GBPJPYの5分足チャート
realize20070701
各種シグナルの意味を再確認すると、
上向き青色矢印は、中程度の押目による買いシグナル、
黄色チェックマークは、利確シグナル、
濃いピンク色×マークは、損切りシグナルです。

つまり、上記チャートでは、
押目買いでのエントリーが5回で、
そのうち、4回が利確、1回が損切りになっています。

最初に1時間足チャートをチェックした時に
GBPJPYは上昇トレンドだったので、
そのまま監視を続けましたが、
その流れのままにトレンドが継続しています。

そして、ロンドン時間に入ったあたりで
ようやく損切りになっていますが、
これで上昇トレンドの流れが一旦途絶えたと判断し、
ここでトレード終了としました。

GBPJPYの15分足チャート
realize15m20070702
同じGBPJPYですが、こちらは15分足チャートです。

各種シグナルの意味を再確認すると、
上向き薄青色矢印は、浅い押目による買いシグナル、
黄色チェックマークは、利確シグナル、
濃いピンク色×マークは、損切りシグナルです。

つまり、上記チャートでは、
押目買いでのエントリーが2回で、
そのうち、1回が利確、1回が損切りになっています。

ちなみに、
チャート内のオレンジライン
1時間足レベルでの上値抵抗線です。

つまり、上昇トレンドは継続中だったものの、
このラインに近づいたら一旦の反落には注意になります。

実際、このライン付近まで上がったのちに反落し
損切りになっていますので、
ここでトレード終了としました。

参考までに、
1時間足チャートを確認してみましょう。
この日は黄色枠で囲った部分をトレードしました。
gbpjpy1h20070703
俯瞰的には上昇トレンドで、
赤色ラインでサポートされていることも分かります。

そして、上昇トレンド継続の中で、
直近高値であるオレンジラインまでを
トレードしたことになります。


result20070704
今回は全部で13回エントリーして11勝2敗、
合計+39.5PIPSの獲得となりました。

ちなみに、GBPJPYの1時間足チャートではシグナル無しです。

そして、GBPUSDの5分足、15分足、1時間足のチャート監視も行い、
それらでもシグナルが出てトレードしたんですが、
GBPUSD関連も全て掲載してしまうと、
記事が長くなり過ぎるので、GBPUSDは省略します。

以上、
トレンドになっている通貨ペアだけを監視してのトレード例でした。

スキャルピングやデイトレという時間枠に拘らないなら、
こうした監視方法も有りでしょう。

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