EA(自動売買)に関わらず、固定のルールでトレードを繰り返す場合、
どうしてもドローダウンは起きてしまいます。
ドローダウンとは、資金の落ち込みの下落率を指す言葉ですが、
この下落率、下落金額が少ないEA、ルールほど優秀と言えます。
大市民流FX資産構築メソッドは手動でトレードを行いますが、
そのルールを見ても分かる通り、
ほぼ固定の条件下でトレードを行いますので、
EA(自動売買)的な側面も持っています。
つまり、EA的な側面を持っている以上、
いつかは必ずドローダウンが起きます。
私が大市民流FX資産構築メソッドでフォワードテストを開始してからは
「パラメーター改良型」と「EAバージョン」については
順調すぎるくらいに推移していますが、
決して楽観視はしないでくださいね。
将来、どの程度のドローダウンになるのかを予測する事は不可能ですが、
ブログ右側のレビュー文の中に書いてある「パラメーター改良型」の
「Strategy Tester Report」の「最大ドローダウン」項目には、
USDJPY=812.08(5.52%)
GBPJPY=1648.72(7.71%)
EURJPY=987.97(7.24%)
と記されていますので、この程度の落ち込みはあるものだと、
今のうちから心構えをしておきましょう。
という事で、フォワードテスト開始から約5週間後の経過を報告します。
-
「オリジナル」と「パラメーター改良型」と「EAバージョン」の違い
については、先の
「大市民流FX資産構築メソッド~EA(自動売買)の完成とフォワードテスト」
の記事をご確認ください。
-
1つのMT4の中に、「オリジナル」「パラメーター改良型」「EAバージョン」
の3種類全てのEAを稼働させている関係上、
それぞれのロット数は適正値よりも1/3程度になっている事をご了承ください。
よって、適正なロット数で運用した場合の利率は、
下記表の[Gain]×3倍程度になると想定してください。
オリジナル
前回は+3.61%でしたが、今回は+1.64%なので、
この1週間で、-1.97の減少となりました。
獲得PIPSは、前回は+217PIPSでしたが、今回は+98PIPSとなっており、
この1週間で、-119PIPSの減少です。
グラフを見ると、週前半に大きめに負けていますが、
USDJPYとGBPJPYでどちらもストップにかかって損切りとなっていますね。
パラメーター改良型
前回は+11.95%でしたが、今回は+13.87%なので、
この1週間で、+1.92%の増加となりました。
獲得PIPSは、前回は+1086PIPSでしたが、今回は+1261PIPSとなっており、
この1週間で、+175PIPSの増加です。
前回の大市民流FXの記事の中で
「もうそろそろ年末で、イレギュラーな相場状況も考えられるので、
今週あたりから大市民流FXでのトレードも抑えめに、、、」
と忠告しましたが、
私の忠告を無視して、先週もリアルトレードで大勝した方、
おめでとうございます(笑)
EAバージョン
前回は+6.9%でしたが、今回は+7.82%なので、
この1週間で、+0.92%の増加となりました。
獲得PIPSは、前回は+843PIPSでしたが、今回は+953PIPSとなっており、
この1週間で、+110PIPSの増加です。
通貨ペア別にみると、EURUSDの調子が上がらないですが、
現在の円売り主導の相場では仕方ないでしょうか。
EURUSDの存在は別の通貨が主体となった相場の時に、
効いてくるはずだと思っています。
以上、フォワードテスト開始から現時点までの経過報告でした。
大市民流FXの既購入者は、そのトレードルールを確認してほしいのですが
これは日足がトレンド状態の時に利益になりやすいと理解できると思います。
逆に言うと、日足がボックス相場やレンジ相場、
更にはスクイーズ状態の時には利益になりにくい、
つまり、ドローダウン時期になりやすいので、
今後の円関連の日足チャートの形状には注意してくださいね。
手動で行う自動売買とは?!
→大市民流FX資産構築メソッドの詳細レビューへ