Bear Time FXのマニュアル内には
“ストップロスが不要“と書いてあるんですが、
これは資金管理的にどうなんでしょうか?
確かにBear Time FX v2v3は、
動きの少ない時間帯にエントリーと決済をしており、
しかも、その日のうちに必ずポジションを閉じるデイトレスタイルなので、
逆行したとしても、大きな損失になるケースは稀です。
しかし、ストップを設定しないトレーディングは不安要素であり、
私はEAであっても、手動であっても、
ストップは必ず設定すべきと思っています。
というような事を考えつつ、Bear Time FX v2v3のEAの
過去10年間のバックテストを再検証していたんですが、
よくよく過去のトレードをひとつずつ注視していたら、
どうやらストップの設定はしているようです。
しかし、なぜか分かりませんが、
ショートポジションの時だけに100PIPS固定でストップを設定しており、
ロングポジションではストップを設定していない事が分かりました。
以下のような感じです。
ショートポジションのストップ
100PIPSも逆行することは、ほとんど見られないケースであり、
しかも、マニュアル内で”ストップロスは不要“と書いてあったので、
私も最初のバックテスト時には見逃していたんですが、
実際には、エントリー時点で
このように100PIPS幅のストップ注文を入れているので、
それ以上の損失は発生しません。
ちょっと安心しました。。。が、ロングに関しては
やはり、ストップ注文は入れてないようです。
ロングポジョションの大幅損失
こちらはバックテストのチャートから
ひとつひとつのトレードを目視で確認してようやく見つけたもので、
数年に一度あるかないか、
という本当の意味でのレアなケースのトレーディングなんですが、
ストップ注文を入れていないために、
-130PIPSほどの損失となっています。
バックテストを確認した限りでは、
サプライズ的なニュースが突然出ない限りは、
そうそう起きるケースではありませんので、
それほど心配する必要もないかもしれませんが、
一応、EA稼働時には気に留めておいた方が良いでしょう。
という事で、
フォワードテスト開始から約10週間経過後の収益曲線を掲載します。
-
テスト条件
・初期資金100万円
・Bear Time FX v2v3(売り買い両方)
・ロット数0.5(単利)
・その他の設定はデフォルトのまま
・K-BTF-EURJPY
・ロット数0.25(単利)
・その他の設定はデフォルトのまま
マニュアル内では、
10万円に対して0.2ロットでの運用を推奨していますが、
個人的には多過ぎると判断していますので、
上記のような少なめのロット数での運用としました。
今回の収益曲線
10週間で69回ポジションを取り、
+6.72%、トータルで+157.9PIPSの獲得
となっています。
Bear Time FX v2v3の成績の推移は紫色グラフ
独自特典「K-BTF-EURJPY」の成績の推移はピンク色グラフ
そして、この2つを併せた総合の収益曲線が赤色グラフです。
Bear Time FX v2v3は特に大きな変化は無く、
横ばい状態となっています。
「K-BTF-EURJPY」は8月上旬から調子を落としていますが、
このくらいのドローダウンはいつもの事であり
特に気にする事もないでしょう。
また、前回のBear Time FXの記事でも書きましたが、
Bear Time FX v2v3と「K-BTF-EURJPY」を同じロット数で運用すると、
取引回数が多くて損益幅も大きい「K-BTF-EURJPY」の方に
強い影響を受けてしまうので、
Bear Time FX v2v3のロット数0.5に対して、
「K-BTF-EURJPY」のロット数を0.25に減らして
バランスを取って運用するように変更しました。
日本企業の実需要因に注目とは!?
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