Bear Time FX v2v3もK-BTF-EURJPYもショート主体のEAなので、
日足レベルで上昇トレンドが続いている時には
成績が芳しくない傾向にある旨の記事をこれまで何度か書いてきました。

ならば、いっそのこと両方のEAとも
日足レベルで上昇トレンドの時には、
ショートでエントリーしないように
プログラミング的にフィルターをかければ良いのでは?
と考える方もいるでしょう。

例えば、
USDJPYの日足チャートで、価格がMA21より上にある時には
Bear Time FX v2v3でショートエントリーしないように
プログラミングでフィルターをかける。

EURJPYの日足チャートで、価格がMA21より上にある時には
K-BTF-EURJPYでショートエントリーしないように
プログラミングでフィルターをかける。
というようにですね。

しかし、
Bear Time FX v2v3に関しては、元々ex4ファイルで提供されているので、
それをプログラミング的に修正する事はできないです。
(私はBear Time FX v2v3を独自に開発できるので、本当は可能なんですが)

また、K-BTF-EURJPYに関しては、私が開発したEAですので、
上記のような修正は可能なんですが、
過去10年間のバックテストを見た限りにおいては、
日足チャートでMA21の上に価格が存在しても、
ショートの成績はPF(プロフィットファクター)>1をキープしているんですよね。

もちろん、日足が下降トレンドの時よりはPFの数値は落ちますが、
それでも1以上は確保できている事実から、
日足で上昇トレンドだからと言って、
それらのトレードをざっくり削除してしまう訳にもいかない、
という結論になってしまいます。

そこで、特定の条件の上昇トレンドの時だけ
ショートエントリーしないようにフィルターをかけたのが
現在のK-BTF-EURJPY(バージョン2)となります。

という事で、
フォワードテスト開始から約18週間経過後の収益曲線を掲載します。

    テスト条件

    ・初期資金100万円
    ・Bear Time FX v2v3(売り買い両方)
    ・ロット数0.5(単利)
    ・その他の設定はデフォルトのまま

    ・K-BTF-EURJPY(バージョン2)
    ・ロット数0.25(単利)
    ・その他の設定はデフォルトのまま

マニュアル内では、
10万円に対して0.2ロットでの運用を推奨していますが、
個人的には多過ぎると判断していますので、
上記のような少なめのロット数での運用としました。

今回の収益曲線
btf17102901
Bear Time FX v2v3の成績の推移は紫色グラフ
独自特典「K-BTF-EURJPY」の成績の推移はピンク色グラフ
そして、この2つを併せた総合の収益曲線が赤色グラフです。

18週間で125回ポジションを取り、
+1.86%トータルで-2.5PIPSの損失となっています。

EA別の成績では
Bear Time FX v2v3は、+79.2PIPSの獲得
K-BTF-EURJPYは、-81.7PIPSの損失
となっていて、どちらのEAも前回の記事から
獲得PIPSを増やしていますが、
本格的な回復とはまだ言えない状況でしょうか。

ちなみに、
上記では割合(%)がプラスで、PIPSがマイナスとなっていますが、
これはBear Time FX v2v3とK-BTF-EURJPYのロット数の違いによるものです。

K-BTF-EURJPYのフォワードテストを開始して以降、
まだEURJPYは日足レベルで明快な下降トレンドが発生しておらず、
K-BTF-EURJPY本来のパフォーマンスが発揮できない状況が、もどかしいです。

しかし、逆を言うと、
数ヶ月にわたる上昇トレンドの中、
僅かな損失で抑えている事実を評価すべきなんでしょうか。

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