今年4月に開発した新作の自作EA「DowCounter」が
フォワードテストでも好調に推移していて
ちょっと嬉しい気持ちになっています。

DowCounter」はどのようなEAなのかというと、
ダウ理論でトレンドを判定し、
逆張りのタイミングでエントリーを行う仕様

となっています。

これまで私が開発したEAは、
どちらかというとエントリーを絞り込んで、
できるだけPFを高くする事を目標としていましたが、
今回開発したEAは、PFはそこそこにして、
できるだけ取引回数を多くする事を目標としました。

取引回数が多いということは、
その分、再現性も高くなることを意味しますので、
フォワードテスト、リアルトレードへ移行した時も、
バックテストの成績をそのまま維持できるのではないか、
と、期待したわけです。

現状のフォワードテストは私の意図したとおりの成績の推移となっていて、
もう少ししたらリアルトレードへ移行できそうです。

DowCounterのバックテスト紹介

DowCounterは、USDJPY、EURJPY、EURUSDの
3つの通貨ペアに対応しているんですが、
その中のEURUSDの過去10年間分のバックテストを掲載します。
dowcounter18080101
重要項目を確認すると、
プロフィットファクター=1.24
総取引数=2335回
相対ドローダウン=7.91%
勝率=55.59%
リスクリワード比=47.62/48.02=0.99

となっています。

プロフィットファクターは意識的に低めにしたんですが、
その分、取引回数を多くすることがきました。

私がこれまで開発したEAは、過去10年間のバックテストでは
取引回数が1000回ほどのものが多かったんですが、
今回は2000回を超えています。

おおよそ、1日1回弱程度エントリーする計算ですね。

しかも、できるだけパラメーター数も少なくしていて、
ロジックもシンプルな構成にしたので、
そういった面でも再現性を期待しています。

DowCounterのフォワードテスト紹介

今年の5月からフォワードテストを開始したので、
現在まで約3ヶ月間経過したことになります。

USDJPY、EURJPY、EURUSDの3つの通貨ペアで
同時にDowCounterを稼働させましたので、
その経過を掲載します。
dowcounter18080102
紫色グラフは、USDJPY適用のEA、
ピンク色グラフは、EURJPY適用のEA、
アクア色グラフは、EURUSD適用のEA、
赤色フラグは、3つのEA合計の収益曲線です。

[Gain]の+14.38%は総資金とロット数によって変わってくるので、
参考程度の数字と思ってください。

重要項目を確認すると、
Trades=168回
Pips=1370.4
Profit Factor=1.80

となっています。

うん、うん、なかなかの好成績での推移となっています。

他人が開発したEAだと内部ロジックが分からないために、
フォワードテストには半年から1年くらいかけたいんですが、
自作EAなら内部ロジックは分かっているので、
成績が良ければ3ヶ月くらいのフォワードテスト経過後に
リアルトレードへ移行しても良いかなぁと考えています。

しかし、逆を言うと、
現状のフォワードテストのPFが1.80と好調過ぎるので、
リアルトレードへ移行した途端に
ドローダウンになってしまう危険性もあります。

もう少し様子を見て、ドローダウンを経験させた後に
リアルトレードへ移行した方が安全かも、とも考えています。

で、リアルトレードでもそれなりの成績が出れば、
上記3つのEAうち、どれか一つを独自特典として
追加することも検討しています。